アクティオは、ダム工事における施工効率の向上を目指し、従来型に比べ大幅な軽量化を実現した「新型5.0m3軽量水平式コンクリートバケット」を新たに設計・製作いたしました。

「2040年度までに生産性1.5倍向上」という建設業界の大きな目標に向け、アクティオはダム工事の要であるコンクリート打設※1の効率化に挑みました。
現在、ダム工事では汎用ダンプトラックからの移載が容易な水平式のコンクリートバケットが広く普及していますが、さらなる生産性の向上が課題となっていました。そこで、今回、4.5 m3積載の水平式コンクリートバケットにおいて、徹底した軽量化を実現しました。本体ケーシング※2に耐摩耗鋼材を採用して薄肉化を図るとともに、ゲート開閉の動力を従来の油圧から電動へと切り替えることで合計1,200kgの大幅な軽量化に成功しました。
この軽量化により、揚重機の能力はそのままにコンクリート積載量を約10%増加(4.5m3→5.0m3)させることが可能となり、打設効率の向上に成功しました。また、積載量を4.5 m3に維持する場合には、クレーンの作業半径を拡大できるなど、現場の状況に合わせた柔軟な運用と生産性の向上に貢献します。
なお本製品は、西松建設株式会社が開発し、弊社にて設計・製作を担当いたしました。
※1ダム工事のコンクリート打設とは、ダムの基礎や堤体(本体)となる巨大な構造物に対し、ダムコンクリートを型枠へ放出、締め固める一連の作業。
※2本体ケーシングとは、ダムコンクリ―トを一時的に貯留・運搬するための容器本体を指し、円錐形や四角錐状の主要構造部のこと。
■4.5 m3水平式コンクリートバケット(現行タイプ)軽量化の技術的ポイント
・本体ケーシング部材に耐摩耗鋼材を使用し、薄肉化を実現したことにより、約0.6tの軽量化
・ゲート開閉の動力を、従来の油圧から電動にしたことにより、約0.6tの軽量化


■今後の展開
今回開発した新型バケットについて、西松建設株式会社の施工現場への導入を予定しています。導入効果の検証とともに、長期間使用におけるバケットの耐久性能を確認します。
軽量化バケットの現場導入によりダム工事の生産性向上につながり、現場の労働時間削減、さらに適正な工期の設定に寄与することが期待されます。
アクティオは今後も「レンサルティング」のノウハウを活かし、建設現場の生産性向上や建設従事者の働き方改革につながる製品やサービスを提供していきます。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アクティオ クレーン事業部
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